ADHDに関して

ADHDを持つ小児は家庭や学校生活でいろんな困難をきたすことがあります。

また、大人になって、そのように診断される事もあります。

注意力散漫でケアレスミスが多かったり、置き忘れしたり、またじっと座ってられないとか、衝動的な行動したり…など。


ADHDは、ドパミンやノルアドレナリンなど神経伝達物質と非常に関連しているので、ADHD治療薬は、それらの物質の働きを強めたり、それらの神経伝達物質の受容体に働きかけることで神経伝達を改善させる作用のあるものがあります。


【代表的な治療薬】

*ドパミン刺激薬*

コンサータ


*選択的ノルアドレナリン

再取り込み阻害薬*

ストラテラ


*ドパミン/ノルアドレナリン遊離促進・再取り込み阻害剤*

ビバンセ


*選択的α2Aアドレナリン受容体作動薬*

インチュニブ




これらは、最初は少量から開始し、少しずつお薬のmg数を上げていき、維持療法を行う形となります。

用量は、体重や症状などに応じて、専門医師が処方します。ですので、その人その人によって、服用する用量、mg数は変わってきます。

服用されている方は、必ず、専門医師の指示する用法用量を必ずお守りください。



上記にも記載しましたが、ADHDは小児だけでなく、大人になって診断される場合もあり、

現に私が勤務していた調剤薬局でも、大人の患者さんで、上記のお薬の処方がされている事も結構ありました。



また、治療薬の中でも、コンサータ、ビバンセは、管理システムに登録された医師のいる医療機関及び薬剤師のいる薬局において、登録患者に対してのみ行うことになっています。

そのような専門性の高いお薬です。




厚生労働省〜eヘルスネットADHD(注意欠如・多動症)の診断と治療に、以下の記事が出ています。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-04-003.html

↓ ↓ ↓

「ADHDの診断については、アメリカ精神医学会(APA)のDSM-5(「精神疾患の診断・統計マニュアル 第5版」)に記述されており、下記などの条件が全て満たされたときにADHDと診断されます。

1. 「不注意(活動に集中できない・気が散りやすい・物をなくしやすい・順序だてて活動に取り組めないなど)」と「多動-衝動性(じっとしていられない・静かに遊べない・待つことが苦手で他人のじゃまをしてしまうなど)」が同程度の年齢の発達水準に比べてより頻繁に強く認められること

2. 症状のいくつかが12歳以前より認められること

3. 2つ以上の状況において(家庭、学校、職場、その他の活動中など)障害となっていること

4. 発達に応じた対人関係や学業的・職業的な機能が障害されていること

5. その症状が、統合失調症、または他の精神病性障害の経過中に起こるものではなく、他の精神疾患ではうまく説明されないこと」



ご自分のお子さんや、ご自身など・・・

気になる際には、専門の医療機関に相談をしてみてください。


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