強迫性障害、不安障害の方へ
何度も、カギが閉まってるか、確かめてしまう…
何度も、手を洗ってしまう…など。
実は私も、二十歳前後〜20代の頃、この傾向が強かったのです。大学時代からだったと思います。
上京して、親元から離れていた時期でした。
帰省のような、しばらく留守をする時には、何度もカギが閉まっているか確かめて、その確かめ業務に時間がかかり、疲れちゃうとか…
大学卒業後、就職して、一人暮らしで、あの時は、朝、当時、乗車率200%くらいになる満員電車に乗って製薬メーカーに通勤していたのですが、朝から仕事に出る時の部屋全体のカギの確かめ業務に、ヘトヘトになったりした事もありました。
当時20数年前はあまりメンタルに関して、今でいう強迫性障害や不安障害という言葉自体も、あまり世間では浸透していなかった時期でしたので、周りに理解されないのではないかという不安も一緒になり、ずいぶん苦しい思いをしました。
そういう事もあり、一人暮らしをやめて実家の方に戻り、しばらく母と暮らし始めたら、症状がだんだんなくなっていきました。
自力で長い期間かかったのですが、環境が変わった事と、自分なりの、それに関するルーチンみたいなものを決めて、それをするようにしたら軽減していきました。
例えば、玄関のカギを閉めたら、確認はガチャガチャ3回までにして、すぐバッグにしまう。(しばらく手に持ったままだと閉めたか不安になるので。)
何度も手を洗う事に関しては、「今の時代は、清潔にし過ぎるから、アレルギー体質の人が増えているのだ」というフレーズをどこかで見て、手を洗いたくなったら、その言葉を思い出す事で、その症状は緩くなってきました。
(あくまで、これは私の場合です。)
また、そういう繊細な性格のおかげで、勉強に対しても、それが生きて、大学時代は薬剤師国家試験にも合格したのだろうなとも思っています。
私自身も、そういう経緯があるので、同じような症状の方々の、つらい気持ちはわかります。
当時が、今のようにメンタルに関してオープンな時代であれば、早めに病院に行ったり、気軽にカウンセリングを受けたりして、つらい時期も短く済んでいたのかもしれないと思います。
今、このような症状がある方々、早めにケアして、苦しい期間がなるべく短くなりますように、当カウンセリングルームでは応援いたします。
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