強迫性障害、不安障害の方へ~その2
前回、私が、20代の頃の強迫性障害についてブログを書き、私の場合は何度もカギを締めたか確かめていた時期があったというお話をさせて頂きました。
その時にも書きましたが、カギを締めた直後にするルーチンを決めて、それをするようにしたら、(環境が変わった事も含めて)症状が軽減していったというお話を…
私の場合は、「玄関のカギを閉めたら、確認はガチャガチャ3回までにして、すぐバッグにしまう。(しばらく手に持ったままだと閉めたか不安になるので。」という風なルーチンでした。
正確に言うと、3回だとガチャガチャガチャなんですが…
私が、このガチャガチャガチャと音を立てる理由としては、しばらく経って、不安になった時に、この「ガチャガチャガチャ」という音のリズムを思い出すことで、さっき確実に自分はカギを締めたから、もう確かめなくて大丈夫という確証が得られるからなのです。
(あまり、大きな音だと近所の人がビックリするかもしれないので、自分に聞こえる範囲内の音です。)
先日、とある心理系の本を読んでいたら、最後の方では、目で見た記憶より、耳で聞いた記憶の方が覚えやすいとありました。
それを「モダリティ効果」と言うようです。
なるほど、カギを締めたか確かめる最終手段に、ガチャガチャガチャと音を立てて、記憶に残すのは、有効だったのかもしれません。
これは、例えば、勉強にも活かせるなと思い、この秋4つの試験を控えている今現在、とある単語を覚える時に、勉強の締めくくりに、覚えるべき単語を口に出して言う(つまりそれを耳で聞く)と、な、なんと記憶に残りやすいというのを実感しました。(あくまで私は…です。)
例えば、この「モダリティ効果」という言葉を例に出すと…、これを本で見て覚えたつもりが、いざ言おうとすると、「モデリティ」だったか「モダリティ」だったか、なんか似てるから、どっちだったっけ?と最初思ったのですが(視覚的に覚えたつもりでも、いざその言葉を言おうとすると迷う事ってことは結構あるようです。特に携帯を頼るようになった現代人は…)口に出して覚えるようにしたところ、確実に「モダリティ効果」と覚えることができました^ ^
これは、自分なりの確認作業や、その他、勉強する時などにも有効な方法だと思います。
いろいろ応用ができそうですね。
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