うつ、パニック障害、PTSDの方の薬物療法とカウンセリング
8月も終わりに近づき、朝晩は少しずつ涼しくなってまいりましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
当カウンセリングルームには、薬剤師の資格を持つカウンセラーが在籍しております。
最初は製薬メーカーに勤めましたが、それ以降、調剤薬局、ドラッグストア、病院などの医療の場に長く勤務していました。薬剤師歴26年です。
10~20年前などに比べると、今では、心療内科や精神科などのメンタル関連のお薬が処方される患者さんがかなり増えてきた印象です。
皆さんの周りでも、おそらく、うつ、パニック障害、PTSDなど、そういう方がいらっしゃるのも、今では珍しくはないと思います。
今回、うつ、パニック障害、PTSDに関して、少しスポットを当ててみていきたいと思います。
パニック障害やPTSDやうつなどの治療で用いられるお薬は、SSRIまたはSNRIに分類される抗うつ剤(三環系抗うつ剤を用いる事もある。)とベンゾジアゼピン系抗不安薬との併用する事が多いです。
SSRIは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬の英語での略称で、セロトニンを増やすように働くお薬です。
SNRIは、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬の英語での略称で、セロトニンとノルアドレナリンの両方を増やすように働くお薬です。
これらの抗うつ剤は、効果が出るのに数日から数週間かかりますが、ベンゾジアゼピン系抗不安薬は効果が早く出ます。
SSRIの抗うつ剤で、お薬での治療を始めたばかりの初期段階では、吐き気や眠気、めまいなどの副作用が出てつらい場合がありますが、そういうときは、マイナスに考えないで医師に相談してみて下さい。
抗うつ剤には、いろんなお薬があります。
他のSSRIのお薬、またタイプの違う他の抗うつ剤:三環系やSNRIなどのお薬だってありますので、処方薬の変更で、良い方向に向かう可能性が大いにあります。
薬物療法では、ちょっとした心身の変化や副作用などは必ず医師に相談してください。
また、リラクセーション法を用いたり、セロトニン等を増やす日常生活の工夫や食べ物の意識的な摂取などの日常生活でのセルフケアや、心理面はカウンセリング(認知行動療法など)との併用で、本来の自分の生活を取り戻していきましょう。
【注意】
〜うつ気味に良いというサプリメントで、ハーブの一種、セイヨウオトギリソウ=セントジョンズワートを飲んでる方または飲もうと考えている方は、必ず病院や薬局で、その旨を必ずお話するようにしてください。飲み合わせ注意、併用注意となる薬剤があります。
当カウンセリングルームでは、薬剤師経験を持つカウンセラーが在籍しているので、時にお薬にまつわる知識をお話する場合もあります。
(薬剤師という仕事がよくわからない方は、今、毎週木曜にTVドラマで放送されている石原さとみさん主演「アンサングシンデレラ」をご覧になってみて下さい。)
週末は、LINEカウンセリング(チャット、通話)を行なっております。
平日は千葉市稲毛区にて、対面カウンセリングを行なっております。
LINEカウンセリングは、クライエントさまがご自宅からリラックスしながら、LINEのメールか通話でカウンセリングを受けて頂くことができます。
(LINEカウンセリングは当カウンセリングルームの公式LINEアカウントにてお友だち登録した上でのご予約となります。)
当カウンセリングルームでは、認知行動療法も行っております。
クライエントさまが少しづつ乗り越えていけるように、時には医療やアロマテラピーの知識も用いながら、メンタルを多方面からサポートが出来たらと私たちは思っております。
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